2006年01月28日

ハマス圧勝 日本人に批判する資格はあるか?

 25日に行われたパレスチナ評議会選挙、選挙初参加のイスラム原理主義組織ハマスの圧勝に終わったそうだ。アラブの一部を除く世界各地でこの結果に失望の声が挙がっている。シャロン・アッバスが築いた対話路線は暗礁に乗り上げる可能性が高く、和平プロセス再開は当面絶望的だろう。日本にとっても国際社会にとっても望ましくない結果に終わったことは間違いない。
 しかし、多くの日本人にはパレスチナの選挙結果を非難したり、笑ったりする資格はないだろう。国体破壊政党の小泉自民党を与党に選んでいるんだから。俺に言わせれば、昨年の衆院選の結果もパレスチナ評議会選と同じ、いや、それ以上にヒドイ結果である。
 
 立候補し、当選したハマスの人間はイスラム原理主義組織の人間かもしれんが、真剣にパレスチナのことを考えている愛国者ばかりである。パレスチナとアラブの歴史も知り尽くしていよう。
 ホリエモン、杉村タイゾーを始めとする小泉チルドレンの大多数、有権者を簡単に裏切る野田聖子といったバカどもと比べてみればいい。ハマスより政治に真剣か?愛国者か?ハマスの人々がアラブとパレスチナを知り尽くしているように日本のことを知り尽くしているか?答えはどれも「NO」だろう。武装闘争を継続するなどその政策は褒められたものではないかもしれないがハマスに所属する人間は日本の多くの政治家より、強い信念を持ち、そして強く国を愛している。 そういった人間が当選する選挙が、日本の選挙と比較して民主主義的に劣っていると言えるだろうか?絶対に言えはしない。
 ハマス圧勝という結果は、やはり望ましいものではない。しかし、それを生んだ選挙自体は日本の選挙と比較し、立候補者と有権者のレベルが高いものであったと思う。
 
 中東は完全に門外漢なのだが、民主主義の難しさと面白さを教えてくれるニュースであったので取り上げてみた。
posted by kiyo83 at 15:28| Comment(1) | TrackBack(0) | 国際政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
強い信念、愛国心が必ずしも良い結果を導くとは限らない。が、そういった物言いは基本的にはエクスキューズに過ぎない。
民主主義によるネイションステートはチャーチルの言葉以上に昇華し得るか、という課題を抱えた上で、理念が現実をかたちづくり世界を変えていくというパラダイムの在り様に思いを致すとき、やはりひとの思いは決定的に重要なのだと思う。
日本に住む私たちがかの国の情勢に何を学ぶか。それを思うと、わが国では意志を持つこと、意思を共有していくことのを大切さをおざなりにしているように思えてくる。
Posted by 公民館館長 at 2006年02月05日 11:47
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